復習:プレべ編2

復習用に製作しているプレべのボディとネックの外周切り出しが終わりましたので、次はネック周りを進めます。

といっても、プレべのネック材の厚さはアイモクからの購入時20.5mmにしてもらっていますし、あと0.5mmは平面出しの時の余裕分なので、現状では特にすることはありません。

1mのスケールを当ててネックの反りを見るとやや逆反りでしたので、表面の真ん中の山にあたる部分を平カンナで削ります。

しかし学校で使っているカンナのようにしっかり研いでないので、イマイチ。逆目で材がめくれてしまいました。

これはいかん!ということでプレーナーを使い材を削ります。

逆目の部分が綺麗になった状態でネックの厚さを測ると20mm。

あっという間に余白を使い切ってしまった!

とは言え、トラスロッドを埋める面に平面が出たことが確認できたのでよかった。

 

さて、まずはトラスロッドの溝を掘るガイドを作ります。

トリマーには10mmのガイドをつけて5mmのビットで掘る予定。

なのでMDF材に10mmの溝を掘ります。

コロツキのビットでは掘れないので、まずは大きいMDFのボードに罫書き、アルミチャネルと端材を使ってガイド作り、そこを10mmのビットで掘ります。

ギター用とベース用の溝を設計通りに掘りました。

あとはRをつけるためのゲタ部分をMDFの端材で作り、厚さをベルトサンダーで調整。

板から細長くバンドソーで切り出し、再びアルミチャネルで直線を出しつつ、コロ付きビットをトリマーにつけてサイドを整えます。

2mmのネジ穴を6箇所開けてようやく完成。

さらにトラスロッドの先端とお尻が収まる部分を掘るテンプレートを端材で作ります。こちらもガイドをつけたトリマーで使う予定なので、大きめの穴を掘ります。

かなり時間がかかりましたが、ようやく4つの治具関係が完成しました。

そこいらへんに転がっていたゴムの集成材を使い、プレべのガイドを実際に取り付けて掘ってみます。

一番深いところ14mm、浅いところ10mmになれば成功です。

細かくビットの飛び出しを調整しながら掘り終わり、ノギスで深さを測るとびったり14mmと10mm!

先端とお尻を収める穴も、テンプレートを使い深さ12mmに掘ります。

こちらも成功。

ここまで陽がとっぷりと暮れてました。

ともかく設計通りで溝が掘れたのでよかった! 大成功です。

 

 

これでネック周りは1歩前進。

 

次は指板にフレットの溝を掘るという難題が待ち構えています。

これは学校でも教わっていないので、いろいろ工夫が必要です。

 

写真にはないですが、ネックポケットのテンプレートを作りました。

けど微妙に大きい。やはりぴったりに作りたくなるのが日本人。

こちらのテンプレートは作り直し予定。

 

あと、トリマーが二台になりました。同じBOSCHのPMR500。

近所のハードオフで発見しました。

 

2008年製なので随分古いですが、まだまだ行けそうです。6mmコレットチャックはストックしていた予備のものに交換しました。

トリマーテーブルと手持ちを同じ機種なのでいろいろ楽チンです。

復習:プレべ編1

4月から学校で習ったことを復習するために、作業場の構築を進めてました。

 

場所は実家の物置。

駐車場の裏手にあって広さは8畳くらいあるので片付ければ十分使えます。

 

ということで40年でたまりにたまった不要なモノたちを物置から引っ張りだし、ほとんどのものを処分。本、漫画、CDなどはブックオフへ。

空いたスペースにいろいろ集めていた工具、工作機械を運び入れ、2×4材や物置に眠っていた古いダイニングテーブルの天板を加工してワークテーブルなどを2つ製作。

8月にしてようやくまともに作業ができるようになりました。

 

いやー長かった。

 

仕事の無いタイミングでちょこちょこやっていたので片付かなかった。

 

 

さて、細かい写真は作業をしていると忘れてしまう、ということなのでありませんが、まずはMDFの5mmのボードを使いテンプレートを製作します。

今回は復習のためのテレキャスと、応用のためのプレべの2本を同時製作予定。本当はテンプレートや治具を先に作って、一気に作業を進めたいのですが、復習ということなので、手順などはなるべく習った通りに進めようと思います。

 

もちろんテンプレートや治具の作り方は習っていないので、まずは必要なものを作るところから自力です。

 

とにかくこれが大変でした。

ネットであれこれ調べてやり方は理解できてましたが、いざやってみるとうまく行かない。失敗の連続。トリマーに慣れるまで大変でした。プレべのボディー外周のテンプレートは、何度も何度も作りなおしました。たぶん6枚目くらいで完成しました。

そのテンプレートを作るためにはまずは元になるプレべ、テレを入手することから始めます。

オークションとメルカリを使いジャンクかそれに近いものを入手。値段はそこそこしました。それでも低グレードのテレやプレべを買うよりは安くすみました。

今回はどちらもフェンダージャパンのコピーです。

プレべはPB62-500で、1990年くらいのモノ。ヘッドにヒビ割れありでジャンクです。

 

テレキャスはTL67-70SPLで、1987年くらいのモノ。パーツ、ピックガード欠品で半ジャンクでした。

 

それぞれのパーツはなるべく再利用する予定です。

 

これらのボディーをひとまずトレースしてイラレを使い設計図を製作。

次にボディーから直接テンプレートをトレースします。

これが難しい。トリマーの当て方で形が大きく変わってしまう、深い傷、凹みなどまで正確にトレースされるので、そこをうまく回避する必要があり、コンター加工のところはトーレスできず、、、という感じで何度もトライ&エラーを繰り返し、なんとか2枚作りました。

ネックはプレべだけ。テレはまだ手付かず…。

この時点ですでに7月10日になってました。

 

 

そして、一番大変な作業がボディー外周の削り。学校ではバンドソーとカンナを使いましたが、こちらではテンプレートから直接削り出します。

そのためにはトリマーを使いますが、手持ちでこの面積を正確に削るのはかなり難しい。ということでトリマーテーブルを自作しました。

トリマーテーブルを作る手順は簡単で、アクリル板でできたプレートを購入。あとはそのサイズに天板に穴を空けるだけ。

なんですが、天板に使っているダイニングテーブルの天板が硬いこと硬いこと。

表面の1mmが樹脂でコーティングされているので、ドリルさえなかなか刺さらない。最初は自在錐で楽勝の予定でしたがまるで歯が立たないので、ここでも丸い穴を空けたテンプレートをサイズ違いで2枚ほど製作して、ジグソーとトリマーを使い穴をアクリルのプレートがぴったりハマる穴を何とか空けました。

最後にネジでトリマーをひっくり返して留めたら完成! 素晴らしい!

 

早速、コロ付きビットでボディ外周をなぞりました。

ものすごい削りクズが飛び散るなか、ガシガシ削ります。

いやー楽しい!!

 

途中で木目の関係で材がチップしたり、ぐらついたせいで変な凹みができたりと散々の出来でした。仕方なくウッドパテで修正をしました。がっかりです。

それでもなんとか外周が終わりました。まだネックポケット加工のために一部は残してます。

 

 

同じ要領でネックも削り出します。

 

こちらも一部チップしたところがありますが、ベルトサンダーで仕上げる時に消えるでしょう。

トリマーテーブルが完成したら1日で一気にここまで進みました。

 

今回はいろいろ失敗をして、課題がいくつも見つかりました。

次にテレの削り出しの時に同じミスをしないよう改善していきたいです。

 

写真が少な目ですが、駆け足でここ4ヶ月の作業を振り返りました。

 

次はテレのネックのテンプレート製作、トラスロッドを掘るための治具製作、ネックポケット用テンプレート製作と、進めて行く予定です。

 

ネックポケットを掘る。

いよいよ7月も終わり。つまり1学期も終わり。

懐かしい響きだな〜1学期。

そして夏休み。

 

当たり前ですが夏休みはありません。

フリーである以上毎日が営業日であり、毎日はお休み。いや、お休みは本当に避けたいです。

 

さて、ネックがある程度の形になったということで、それを元にネックポケットを掘ります。

 

きっといろいろな作り方があります。

まず真っ先にネックポケットを掘るパターン。

ボディーの外形がすべてできてから掘るパターン。

そして今回がその真ん中のパターン。

 

よくよく考えると、こうするには理由があるんですね。

それは工具の使い方の熟練度を徐々に上げていきながら、1本と完成させるという、製作工程の流れ。

カンナ、バンドソー、ベルトサンダー、トリマー、ルーター、ノミ、ボール盤といった木工で使う道具たちを一通り使ったちょうどそんなタイミングがここなんですね。

 

さて、ネックですが、機械で加工しているわけではないので、寸法に誤差が結構あります。

なのでポケットのジグなどで掘らず、現物に合わせて掘ります。

私のネックはエンドの幅が56.2mm。エンドから80mmの位置が54.8mm。そこからルーターのガイドの隙間4mmを足して罫書きます。

そこにルーターのビットのブレを考慮して、さらに0.3mm内側にガイドになる定規を両面テープで固定します。

この作業が大変!

とにかくノギスで測っては貼って、合わなかったらずらしてまた測っての繰り返し。とにかく時間がかかりました。

 

ここで焦るとロクな事になりません。

でも焦ってしまうのです。

 

 

 

 

ガイドが貼れました。

 

あとはボール盤で肉抜きをします。

 

 

そしてルーターを使いキレイにさらいます。

 

 

完成!

 

ネックポケットの奥行きは75mmなので卦がいてからバンドソーでカット。

そしてベルトサンダーとノミを使い仕上げます。

 

 

途中でチップしてしまいましたがとりあえず残った部分も落とせてひとまず完成になりました。

 

 

ネックと一緒に記念撮影。

 

今回はここまで。

 

 

さて、8月はこちらと並行して進める予定だった自作テレ&プレべを進める予定。

 

とは言え、マイ工房の整備がまだ終わっていないので、なかなか進んでいません。

 

時間ないな〜〜。

 

本番ネックにフレットを打つ

いよいよ本番ネックにフレットを打ちます。

 

今回は300Rのフレット打ち用の治具を使いフレットを一気に打ちます。

さらにフレットも1〜21Fまで適宜カット&タング処理されたモノを使いますので、手間は随分省けています。

 

まずは指板調整。

指板を300Rにきっちり整えます。が、その前にトラスロッドでネックを調整。

60cmスケールを使いネックが真っ直ぐか確認します。

もしも真ん中が真っ直ぐならば、1弦と6弦側は少し逆反りになっているはず。

なので真ん中をほんの少し順反りにし、ネックの両端をまっすぐにします。

が、ここにネックのねじれも入るのでなかなか難しい。

 

このネックは6弦側が少し順反り、真ん中が真っ直ぐ。1弦側も真っ直ぐという感じ。

ここからはうまく調整できないので、これで300Rのカーブを指板につけます。

300Rのテンプレートを指板にあてて隙間を確認しながら紙ヤスリで削ります。

鉛筆で軽く印をつけて、それが消えるのを目安に、指板全体を整えます。

#150から#320、#600まで削りました。

 

ここでウッドシーラーを指板面に塗ります。

最終磨きの時に水がフレットの溝に入り、溝が水を吸って太るのを避けるためです。

 

乾いたらいよいよフレットを打ちます。

 

 

しっかり固定をして、打ちます。

打ち込みは音を聞いていると成功したかすぐにわかります。

いつまでも叩いていると、フレットも治具も変形します。

うまく行くときは5回も叩けば終わり。あとはよく確認して隙間がないように直接叩いていれます。

 

 

ネックの真ん中らへんは隙間がありますので、フレット打ち用のくさび枕を挿して、玄能の力が分散しないようにします。

 

 

順調に打ち終わりました。

途中で指板に治具を落としてしまい、打痕がついてしまいました。

 

は〜がっかり。

 

とにかく注意が足らないですね。反省。

 

ともかく一番心配していた作業はなんとか切り抜けました。

 

 

次はフレットのサイドをきっちり70度に削ります。

 

 

鉄工ヤスリを手でもって、丁寧に削ります。

指板も少し削るまでやります。

これが結構時間かかりました。

油目のヤスリを使い仕上げます。

これが終わればタング処理して空いた隙間をパテで埋めます。

 

 

コクソパテ(タモ)で埋めます。

 

これにてネックのフレット打ち作業はとりあえず終わり!

あとはグリップ仕上げなど、まだまだネックの完成までは……。

 

ここからは写真がないですが、ネックポケットを掘ります。

現物合わせです。

今回はその罫書きまでで終わったので、続きはまだ次回!

フレットを打ってみる

続きましてフレット打ちを練習。

 

これでも我流でチャレンジ、失敗した経験があります。

 

その時の失敗の理由がわかりました。2つ。

一つはネックの固定。

失敗したときは、しっかりとした机にしっかり固定してなかった。

玄能で叩いた力が分散してフレットにしっかり伝わっていなかった!

 

もう一つが打ち方。

あまりにも大雑把にすると、いつまでもはいりません。細かく決して強く叩かず丁寧に打つこと!

 

 

さて、練習なので5〜6本程度しか打ちません。

まずは予定地となる箇所のフレットを専用の喰いきりで抜きます。

 

次に指板面の調整。

 

#150と#320の紙やすりを平面の出た木片に貼って指板を削ります。この時も弦の通る方向に指板のRを決して崩さないように丁寧に。

これも結構すぐ終わります。

 

つぎにフレットの準備。

 

今回のネックはフェンダータイプですが、サイドをパテで埋めてあるのでそれを壊さないようにオーバーバインディングの方法でフレットを打ちます。

 

ということでタングニッパーと喰いきりと使い、それぞれ数本ずつフレットの足をカットしていきます。

 

 

タングニッパーは高いですけど、何本もフレットを打ち直すなら、絶対買ったほうが良い工具ですね。

 

こんなの手作業でやっていたら、日が暮れます。

商売だったら時間だけかかって儲けになりませんね。

 

 

準備が出来たら、指板のR(このネックは300R)より少しきつめにフレットを曲げます。ニッパーと二つ用意して両端の足を挟んで軽く力をかけると曲がります。

 

あとは打つべし!

 

 

まずは両端を。

 

次に真ん中から外に向かって細かくトントントン…

少し入ったら、さらにトントントン。

 

 

入りました。

 

何度も確認して隙間がないようにします。

 

 

予定していた6本を全てうち終わりました。

そして1本失敗しました。

 

ちょうど4〜5弦あたりのところを強く叩きすぎてそこが先に刺さり、6弦側の端が下まで入らなくなってしまいました。

敗北です。

本番ではより丁寧に打たなくては。

 

さらに言うと、手癖なのか2弦のあたりの位置をトントン叩く力が弱く、そこだけほんの少し刺さりが甘い。これは意識して強く叩いてしっかり入れられるの良いですが、なかなか均等に叩くのは難しいです。

 

 

さて、ここまで出来たらはみ出たフレットを喰いきりでカットして、平目を約70度の角度であててフレットの端を斜めに削ります。

 

この時指板の端を少し(約1mm)削ってOK。

 

同じように油目で仕上げて完成!

 

 

ですが、、

 

 

この後は指板調整の時にやったフレットのエッジの処理に。

 

ここから地獄の無限ループに迷い込みます。

 

とにかくこの作業が苦手。

 

力を入れなくていいのに入れてしまう。

面を崩さないようにしないといけないのに崩してしまう。

角度が甘くならないようにしないといけないのに甘くなってしまう。

 

という感じで我ながらセンスないわ〜〜〜。

 

先輩からは、何本か練習すればコツがつかめるよ、と慰めの言葉。

 

 

ともかく、そうそう一発でできるようにはなりませんよね。

練習あるのみ!!

ナットを作る

ネック周りの必須項目の続きです。

 

ナットの製作。

 

ここがしっかりしていないと、まともに弾けませんよね。

何度か我流でチャレンジしましたがうまく出来ませんでした。

 

今回はしっかりと学んでいきます。

 

練習用ネックはすでにナットが壁のようにそびえ立っています。

接着されているので、ブランクのナットから整形していくところは残念ながら省略です。

しっかりサイズを測り、ベルトサンダーとヤスリを駆使してぴったり溝にはまるように整形するのですが、ベルトサンダーがあればそんなに難しいことではないはず。ノギスを手に何度もチェックしていけばOKでしょう。

 

 

 

さて、まずは壁のようなナットを低くするところからスタート。

1Fにシャープペンを添わせて6弦側3mm、1弦側2mmを基準にした「イイ感じ」の線と引きます。フレット(指板)のRとほぼ同じなんだけど、高さが6弦側がすこし高くなっている線です。。

 

あくまで目指す線なので完璧な線でなくても大丈夫ですが、緩やかなRを描くように削ります。

 

ここでベルトサンダーを使えれば楽なんですが、鉄工(平目)でひたすら削ります。

定規で高さを確認しながら3〜2mmの緩やかなRのついたナットになったら、弦が乗る位置を罫書きます。

今回のナットは幅が42.5mm。

弦間はセンター〜センターで7mmと設定。ここは弦の太さを考慮して弦と弦の間を均等に見えるように割り振る方法もありますが、今回はC〜Cで。

単純に計算しますが、6弦側指板の端から4mm+7mm+7mm+7mm+7mm+7mm+7mm+3mm=42mm。

今回の0.5mmのあまりは両端に割り振って4.25mmと3.25mmとなります。

定規でナット上面に印をつけて、ノギスを利用して90度が出た状態でまっすぐ罫書きます。

 

 

 

これも難しい。

 

 

この線にそって溝切りヤスリで溝をほります。

 

そうそう、どこまで溝を掘っていいのかわかりませんので、

またあらためていい感じの線を引きます。

今度は指板面からフレットの高さ+0.3〜0.5mmを足したところに線をなんとか引きます。

この線がものすごく大事です。

ここで線がぐにゃっとなっていると、各弦の溝の深さが不明瞭になり、非常に残念な結果になるでしょう。

 

作業自体はただただ丁寧に我慢しながらヤスリを入れること。

強すぎても弱すぎてもだめ。

ヘッド側にはすこし斜めに落ちるように角度をつけつつ、指板はヘッドを傷つけないように。

で、出来ました。

 

 

 

 

最後にまだ高いナットの上面を削ります。

イメージは弦を通したときに弦の上面とぴったり揃うくらい。

トレモロなどの場合はここで削りすぎると弦落ちします。

今回はテレなので、もうすこし削って6〜4弦の巻き弦の上面が少し出るくらいにします。

 

実際は弦を張って、現物合わせで調整していきますが、今回は練習なので、溝の幅と同じ高さ(真円)をイメージして上面の形を崩さないように削ります。

最後に6弦と1弦の角を丸くします。これはナットの高さと同じRを描くイメージです。

 

6弦側は2mmの高さなので、R2の円をイメージ。

1弦側は1.5mmの高さなのでR1.5の円をイメージ。

 

 

出来たら紙やすりで#320-#600-#800と磨き最後はコンパウンドで完成。

 

#320の時に面取りもしておきます。

 

今回はあくまで練習。

本番はもうすぐ!

フレット擦り合わせ

今回は製作ではなくて、実習、練習。

 

フレットの擦り合わせです。

楽器製作には必須の技術ですね。

 

今回は練習用のネックを使います。

 

まずはロッドを回してネックの反りを調整。

両効きのロッドなので緩めて逆反り。ぐいぐい行きます。

そして絞めて順反りに。ぐいぐい絞めます。そして「ぐりん!」と嫌な手応えのあと、いっきにトルクがなくなります。

「あ〜、やってしまった…」

ネジを舐めたわけではなく、ネジの位置を押さえている金具が割れてしまい、ネジの力がまるで効かなくなりました。

ロッドを破壊するってこんな感じなのね。とても貴重な体験でした。

 

さて、ロッドが効かない状態でネックはやや順反り。

とりあえず1〜6フレットを使い擦り合わせの練習。

アルミスケールなど使いネックの状態を観察するところからスタート。

スケールをあてて2フレと20フレあたりをぎゅっと押さえて真ん中あたりの隙間を確認。

次に短いスケールに持ち替えて1フレと8フレあたりを押さえて真ん中あたりの隙間を確認。

さらに1フレあたりを押さえて、反対側の浮き具合を確認。

7フレあたりを押させて反対側の浮き具合を確認。

これらの作業は、1〜6弦の弦が通る位置で細かく確認します。

これによってネックのあらゆる場所のフレットの凸凹が分かるようになります(慣れればね)。

 

今回のネックは2フレと6フレが高く、1フレが少し低く、3〜5フレは2と6フレよりは低く、6弦側は低く、1弦が少し高い。

擦り合わせなので一番低いフレットに高さを揃えるということで、

3〜5フレの6弦側が削れるまで擦り合わせします。

平面の出た木片に#320の紙やすりを貼り、縦方向に擦り合わせ。

見て分かるようにフレットをマジック塗って、削れているかを確認します。

高いフレットからマジックで塗ったところが消えて、基準にしていたフレットのマジックが消えたら終了。結構すぐです。

この時も指板のRを意識して1〜6弦の通る位置を意識して削ります。

 

これで高さがそろったのでかまぼこ型から台形になったフレットの山の角を落とす作業にかかります。

細目の鉄工やすりを使い、指をうまく添えて、1本ずつ合計12箇所の角を落とします。

この時もフレットの平らになった山をマジックで塗って、見て分かるようにします。角を丸くしていくとマジックで塗られた頂点の部分が徐々に細くなっていきます。この細い部分が綺麗に直線になると良いのですが難しい。

とにかく指板を傷つけないように気を使います。

 

終わったらゴムパッドに#320の紙やすりを貼って、さらにフレットを削ります。縦方向に動かして、フレットの頂点を丸くする意識で。

これも結構すぐ終わります。

最後は指に#320の紙やすりを巻きつけて、ゴムパッドの当たっていないフレットの下の方を意識して削ります。

今度は横方向を意識して、いままでついた縦方向の傷を消すようにします。

この傷が残っていると見栄えも悪く、1弦あたりがフレットに引っかかります。

 

指で丁寧に1本ずつ削ります。

#320〜#600〜#800と傷を消すように削り、#1000〜1500は磨きです。

最後にコンパウンドで磨いてピカピカにして終了です。

 

 

とりあえず終わりました。

 

 

順番が前後しますが、フレットの角を落とす作業もしました。

これはフレットを打って、喰いきりではみ出たフレットを切り落とした状況ということですね。

 

鉄工ヤスリの中目を使い角の立ったフレットを斜めに削ります。

もちろん指板を削らないように丁寧に。これもけっこうすぐ終わります。

この時、ヤスリを寝せすぎて、斜めになる角度が付きすぎると、1弦と6弦がフレットから落ちやすくなるので注意。フェンダータイプなら60度くらいの角度が良いみたいです。

斜めに削れたら、フレットの端を丸く削ります。

鉄工やすりの油目を使い、これも指をクッション兼ガードに使い、指板に当てないように、傷つけないように削ります。

この時はやすりの重さだけを使い、手の力は入れず、フレットに対して45度くらいの角度から当てはじめ、90度(指板と並行)になるように動かします。

さらに角を削りますが、この時丸くしすぎると、やはりフレットの使える面積が減るので、ちょうど良い加減で終わらせるのが難しいです。

 

 

ヘタくそで、丸いアーチがいびつになりました。

 

 

これもまだ6フレット分しかやっていませんし、とにかく削ったり、磨いたりしたフレットの数だけ正比例でうまくなるようです。

 

今回はここまでですが、練習を続けます!

 

 

ネックの加工続き

 

指板貼り付けが終わりました。

 

一気に作業を進めたいところですが……

 

 

まずはネックエンドを切ります。

設計通りに21Fから14mmに線を引きバンドソーでカット。

ベルドサンダーで整えて終わり。

これでネックポケットを作ることができるようになりました。

 

 

トラスロッドのネジ穴が少し欠けてしまいました。サンダーで接着面を平らにしているときに削れてしまったようで…。

指板を接着するとあまりわからないので良かったです。

 

さて、次は南京鉋を使いネックを削ります。

 

こんな感じで固定して、センターラインまで丸くします。

私のメイプル材は、6弦側(現状の右側)が引く方向で削れます。

1弦側(現状の左側)は引く方向だと逆目、つまり押す方向で削れます。

向きが逆でどちらも同じ感じのRに削るのはなかなか難しいです。

なので慎重にやっているといつまでも完成しないし、

大胆にやろうと力が入ると刃が挿さりすぎるし、薄く刃を出してとにかく根気よく作業します。

 

 

作業開始時

 

終了時

作業開始時

終了時

作業工程は

マスキングを剥がし→サイズを測る→センターラインを消さないように丸くする→サイズを測る→センター部分を目標値+1mmまで平らに削る→サイズを測る→ベルトサンダーでR30のところを目標値+0.5mmまで丸く削る→センター部分を目標値まで平らに削る→センターラインを引き、そこは削らないように丸く仕上げる、

 

というところ。ですが、最後の丸く仕上げはでは到達しませんでした。残念。

 

とにかくノギスで測る、削る、測る、削る……の繰り返し。

刃を薄くだしているので、削れるのが0.1mm以下ずつ。

削れたと思って測ると0.2〜0.3mmしか削れていない!

なんでことでなかなか進みませんでした。

 

材の杢目の方向によってはすいすい削れるし、ダメな場合もある。

自分の材の特性を観察しながらひどいことにならないように丁寧に、慎重に。

 

実際に自作する時は鉋も使うけど、ベルトサンダーでもっとガシガシ削るんだろうな〜とイメージしながらも、鉋がとても楽しくて、時間があればずっとやってられる感じでした。

家も意味のなく木を削りたい衝動が……。

 

繰り小刀を使って鉋の刃のかからないところを削りました。

 

今回はここまで。

 

だいぶそれらしくなってきました。

 

 

 

ネックの荒加工

トラスロッドの埋め込みが終わったら次は指板の接着。

 

に、向けての荒加工です。

 

ここでも工程がたくさん……。

とても覚え切れない。

 

まずは埋め木を削り指板面を平らにします。

豆平鉋をつかい、しゅっしゅっと平面を。ここは簡単。

 

 

次にネックの型を作っていくためにいろいろと罫書きます。

センターライン、0フレット、12フレットの位置を裏面に書きます。

側面にも0フレット、12フレット、そして1フレットの位置を書き、指板面からそれぞれ設定した厚み(1フレ16mm、12フレ18mm)に点を書き、直線を引きます。そこからさらに2mm外側にも線を引きます。指板面から2mmのところにも線を引きます。

そしてR30の丸い定規を使い、平面からネックの部分に繋がる曲線を書きます。

 

裏面にはネックエンドから逆算してネックポケットに収まる平面部分のラインを書きます。

さらにヘッド裏面にも最終的に平面がのこる部分と丸く落ちる部分のちょうど良い具合のところに線を引きます。ここはなんとなくです。

とりあえずこれで罫書きは終わり。

まずはベルトサンダーの丸い部分を使い、側面に書いたR30のラインをきっちり削り、裏面側に書いた2mm外側の線もきっちり削ります。

 

これできっちりなのか???

 

ともかく、平面に残ったセンターラインを意識して、真ん中にマスキングテープを貼ります。

 

ここは削らないで残しておく部分です。まさにマスキング。

 

 

 

いよいよネックを固定して、南京鉋を使いひたすら丸くネックグリップの型を削り出します。

目指すは丸太のように太めなUシェイプ! 果たして!?

 

 

削りました。逆目のところもありなかなか難しいですが、ともかくトラスロッドが効くくらいまで丸くします。

 

だいたいの削り出しが終わったら、いよいよ指板接着の準備です。

 

まずはロッドを思い切り絞めて、効きを確かめます。ここはクリア。

そして一度緩め、あらためて180度くらい締め込んで逆反りにします。

スケールを当てて、指板面の反りを確認。

2本の直線を指板面に書いて、ベルトサンダーでその直線が平行に消えていくように削ります。

きっちり削れれば、その時点で指板面は真っ平ら、なはず。

これができたら、先に加工していた指板の裏もチェック。こちらもほぼ平らになっていないと、接着したときに変な隙間ができる可能性が。

全てが整ったらタイトボンドで指板面を接着!!!

 

押さえの治具を使いクランプ5本で圧着です。

 

 

コバルトとは治具の名前。何故そのネーミング??

 

 

 

今回はこれで終了です。

 

 

どどっと文字だけで工程を書きました。

備忘録ですね。

トラスロッドを埋める

さてさて、ネックの型を切り出してからしばらく放置。

バンドソーで切り出して厚さが変わったことによる材の変化を見ます。

ここで丁寧に反りを確認して、平面を出さないとダメなようです。

 

まずは25mmの厚さだったものを21mmにまで落とします。

バンドソーを使い薄くして、プレーナーを通して20.75〜20.5mmにします。

その状態で長いスケールを使い平面の確認をします。

ここで反りの頂点を確認し、そこから削り平面を出します。

平鉋を使います。

 

 

何度も何度も確認をして平面が出たらそちらの下にしてさらにプレーナーを通します。

いちおう20.5mmの厚さになったらトラスロッドを埋める作業になります。

 

 

 

 

ここからが(も)難しい。

 

まずはセンターにライン書き、0フレット、ネックエンドのラインをしっかり書いてからセンターのラインの両側に幅6mmになるように線を引きます。

ここがトリマーで掘る位置です。

埋め込むトラスロッドに円筒型のナットを5ミリくらいねじ込んだ上で、

ネックエンドから1mmずらした位置に置き、角ワッシャーの位置を印します。

同じくヘッド側のエンドの位置を印します。

その時点でほぼ0フレットの下にエンドブロックが来ているはず。

 

もろもろの罫書きが終わったら治具をネックに止めます。

この治具がスペシャルですね。これが手元にないとトラスロッドは埋められません。

 

ネジでネックに固定したらいよいよトリマーで掘ります。

 

もちろんただ直線ではなく、治具のRに沿ったかたちで掘るのですが、いきなり深くは掘れないので1mmずつ往復して掘ります。

 

トラスロッドはRの一番きついところの深さが14mmまで。

私のネックは1F16mm、12Fが18mmなので、ロッドの効く7Fのあたりの厚さが約17mm。安全を考えてロッドの深さを14mm。ネック材の残りは3mm。

治具のRを考えてネックエンド側が11mmになるように削れるはずです。

 

ともかく作業中は危険なので、一切の写真なし!

 

なんとか掘り終わったら、またスペシャルな治具の登場。

こちらはロッドのポケット部分のための治具。ポケット部を掘ったらロッドを手で軽くRに合わせて曲げて入れてみます。

 

溝のなかでロッドがカタカタいわないようにしっかりと埋めたら、治具のRに合わせて加工した同じメイプルの端材(幅6mm)を使いタイトボンドで接着、クランプで圧着します。

 

5本のクランプでしっかり締め込んで、埋め木とロッドの間に隙間がないようにします。

 

ここで今回の作業は終わり。続きは次回。

 

文字でざざっと書きましたが、まあいろいろ大変。とても覚え切れません。

自分で書いた図面を確認し、ロッド現物のサイズを測りながら、とにかく余計に削らないようにしました。

復習が絶対に必要な工程です。

 

自作する時に、果たして思い出せるのか不安です。

ということでココにメモのようにいろいろ書きました。

 

いやー本当に難しい!