フレット打ち考察

自粛期間中は仕事がやや減りましたが、空いた時間は製作をしていました。

そんな中にやっていたのがフレット打ち。

以下の動画でその時の様子がわかります。

メーカーやルシアーの動画などでは事も無げにフレット打ちをしていますが、いざ自分でやるとそうは行きません。

フレット打ちもギターをいじり始めてから何度もやっていますが、まだまだ未熟で、やる度に課題が見つかります。

今回も、いろいろな課題と問題点が浮かび上がりました。

1.環境

これはフレット打ちをする作業机のことです。

現在の工房はガレージの奥にあるのですが、そこの床のコンクリートが年々沈下しています。建ててから40年以上経っているので仕方ないと思っているのですが、そのおかげで作業机ががたつきます。

脚に薄い板などをカマして何とかしていましたが、フレット打ちをするにあたっては打ち込む力が分散してしまい打ち込みが甘くなります。

加えてゴムの木でできているワークベンチも少し頼りなく、それなりに補強改造はしてるものの打ち込みが甘くなる一因になっています。

そこで机とギターの間にメイプルのスルーネック用の角材を敷くことにしました。

この角材をクランプで机に固定し、ギターをさらに固定します。

机の位置も、工房ないで一番水平が出ている場所に移動させることにしました。

今後は工房内も改装していき、できれば床にあらためてコンクリートを敷き直すことまでやりたいと思っています。それが無理なら床を張ろうかな。

2.フレット

フレットとは金属(ニッケル、銅、亜鉛などの合金)でてきた棒状のもので、これには“タング”と呼ばれる指板に掘られた細い溝に食い込む脚がついています。

この“タング”の幅がとても重要なことに気がつきました。

フレットはいくつかのメーカーが出していて、それぞれ全てサイズが微妙に違います。今回使用したフレットはStewMacで購入したMedium/Higher( #152)というものを使いました。

昨年自作したテレキャスにはMedium/Medium ( #148)を使ったのですが、この時は全く問題なくフレット打ちができました。

なのに今回は同じようなローズウッドの指板に、同じ溝切りソーで同じように溝を切り、深さもしっかりあるのに、打ち込みがうまくできませんでした。フレットプレスでもうまくできませんでした。

どう考えてもフレット自体に問題があるのではないかと思い、#152のタングの幅(厚さ)を測ると0.67mmくらいあります。

それに対して#148は0.49mmでした。

測り方の多少の誤差を考えても0.1mmの差があります。

今回掘ったフレットの溝は0.57mm。

油断してました。同じメーカーから買ったフレットだからタングの幅(厚さ)は同じだと思い込んでました。

0.1mm×22本=2.2mmもフレットのタングが指板に負荷をかけます。

しかも指板にはバインディングが貼ってあり、その抵抗もあるので指板が逆反りしにくいはずだし、ネックのロッドもすでに逆反り気味(指板接着面を逆反り平面出し済み)にしてあります。

どう考えても2.2mmの物理的なストレスをネックが逆反って受け止めてくれるとは思ない!

という考察に、レスポールの2度目のフレット打ちが終わったあとに辿り着きました。

もしこの考察が正しければ今回はフレットの溝をきっちり0.1mm広げる必要があったということになります。しかもバインディングを貼る前の段階で、指板を製作する最初期の段階で。

甘かった! 指板に溝を掘り始めた時は、フレット打ちに手こずってこんなことになるとは思いもしませんでした。

ちなみに同時に製作しているレスポールJrは、レスポールと全く同じ条件で同じフレットを打ちましたがすべて問題なく打ち込み終わりました。

この2本の差はローズ指板のセルバインディングのみ……

今回、指板を製作する時には打ち込むフレットに合わせた溝を0.1mm単位できっちり合わせて切らなくてはならないという事を学びました。

StewMacの溝切りブレード(Fret Slotting Table Saw Blade)で楽々溝切りができる!と思っていましたが甘かったです。

後日フレット溝を切るための、アサリ幅が微妙に違うノコギリいろいろ揃えました。

3.道具

フレットを打つためには金槌だけあれば良いと思っている人もいるかもしれませんが、それはかなり無謀だと思います。

プラハンマーでは弱いし、金槌ではフレットを傷つけますし、フレット打ち込み専用のブロックがないと望んだ仕上がりにならないと思います。

ただしそのブロックは市販しているわけではないので自作するか、StewMacやebayで手に入るフレットプレスの部品を流用する必要があります。

上記の動画の最後にブロックを自作した様子があります。

打ち込む指板のRに合わせてブロックを作らないといけません。しかも金槌の力をしっかりフレットに伝えることができる硬い木で。

結局メイプルネックの端材が大量にあるので、それを使いササっとブロックを作りました。

が、ここにも見落としがありました。ブロックの厚さです。元にした端材の厚さが22mmなので、それをそのまま使いましたが、ハイポジションのフレット間隔では厚さ22mmのブロックはとても使いにくかったのです。

かなり面倒ですが端材の厚さを18mmくらいまで落として製作するべきでした。

さらに最後に気が付いたのですが、フレットの端だけを狙って打てる、小さいブロックもはじめから作っておくべきでした。

この後もベースのフレット打ちをするので、このブロックが活躍する場面が多々出てくるのでイイのですが、レスポールのフレット打ち1回目から使っていればうまく行ったのに……と後悔しています。

4.フレット自体の打ち込み前の仕上げ

いよいよ最後の考察です。

セルバインディングのある指板ではフレットの“タング”をタングニッパーで一部切ります。

そのニッパーが曲者で、私のタングニッパーは切れ味があまり良くありません。

どうしてもタングが少しフレット裏に残るので、これを鉄工ヤスリで削る必要が出てきます。

これをしないとセルにタングの残りが当たり、凹み(スジ)がつきます。これが強烈にダサい!

ただこのヤスリで削る作業が超絶面倒なんです。なので適当にやると打ち込んだあとに後悔します。今回も1回目に手を抜いてしまったので2回目の打ち直しでセルの凹みの修正が大変でした。

すべての凹みが修正できたわけもなく、これが製品だったら間違いなくC級品でしょうね。

ほんのちょっとの「まあ、いいか」「面倒くさい」が最悪の結果をもたらします。

さらに「ケチ」もまた最悪の結果をもたらします。

長い状態のフレットを1本ずつ指板幅に合わせて切っていくのですが、少しでも無駄をなくそうと指板幅ギリギリでフレットを切っていきます。

すると、打ち込みの力加減でどうしても端がうまく入らないフレットをきっちり打ち込むのが困難になります。

打ち込んだフレットがそれなりに指板から飛び出していれば、先に書いた小さめの打ち込みブロックを使いきっちり曲げながら打つことができます。

根がケチなので、セコいフレットの切り方をして結局打ち直しになっているので、フレットの無駄でしかありません。つくづく自分が嫌になりますね。

以上が「今回のフレット打ちでなぜうまく行かなかったのか?」についての考察になります。

レスポールはまだ端の打ち込みが甘いフレットもありますが、とりあえず先に進めます。このレスポールはゴールドのレスポール(3月に完成)で学んだ技術の復習のために作っているので、失敗は失敗として甘んじで受け止め、さらに次に繋げるための生贄になってもらいます。あくまで試作です。このレスポールが完成した後も、完全・完璧なレスポールが作れるようになるまでレスポールを作り続けたいと思います。

そして納得のいくレスポールが作れたら、販売したいと思っています。

まだまだ修行はつづきます…

レスポール製作13(完成)

世の情勢が不安定ですが、日々引きこもり、隔離生活をしているフリーランスデザイナーなので、ある意味変化はありません。

Macの前で仕事して、時間が空いたらギターを作ります。

月に数日しかギター製作に時間を使えないので思うように進みませんが、地道にギターを製作し、YouTubeにUPを続けています。いつか来るゴールに向けて。

さて、こちらのレスポールが完成しました。

塗装が終わりましたので、水研ぎ、バフ、組み込みと最終工程にはいります。

まずは水研ぎですが、水を使うと時間がかかるので今回はこれを使います。

みんな大好き!愛用中! KOVAXのトレカット!!!

自動車の塗装などでよく使われるみたいですが、もちろんギター製作でも使えます。ということで#800と#1500を使い、塗装のタレ、うねりを無くし平面を作っていきます。

手作業なので時間はかかります。ですが、トレカットのおかげで半分くらいの時間で終わりました(当社比:水研ぎの場合に比べて)。

トレカットは詰まりやすいので、少しでも詰まったらスポンジにこすりつけてクリーニングしましょう。

続きましてバフです。

この作業は苦手です。

バフの正解がわからないので、今回はそれを探り身に付けたいと思います。

写真はコンパウンドを一回だけボディのトップ面に掛けました。これだけでツヤっとしてきますね。

硬い布コンパウンドから、柔らかい布仕上げまで全体を一周しました。ここからまだ傷が残っているところを重点的に攻めます。

こちらも時間がかかりました。しかしバッファーを独り占めできたので、とにかく納得が行くまでバフを掛けられました。

つやつや!

ヘッドの黒の部分も頑張りました!ツヤツヤでうれしい。

今回わかったことは、硬い布でコンパウンドをかけるときは優しい力で押し付け、ある程度磨いたら一度綺麗な布でコンパウンドのカスをしっかり取り除くこと。硬い布でワックスの時も優しい力を意識。すこしでもコンパウンドのカスがあったら、すぐに取り除く事。

柔らかい布のコンパウンドも同じで、カスに注意。力はそれなりに入れないとしっかり磨けない。柔らかい布ワックスまでかけて、傷を良く観察し、まだ水研ぎの傷が見えるようなら、硬い布のコンパウドからササッとやり直す方が早い。

乾拭きをする綺麗な布はもったいながらず、小まめに交換すること。

黒い面は傷がとても良くわかるので、最後は指で拭きながら乾拭きする布の傷をつけないようにする事。

バフ布はしっかりクリーニングすること。

などなど。

無事に終わりました。今回はしっかりバフが掛かりました。

さて、延べ4日もかかったつやつやにする作業ですが、一気に台無しにしていきます。

もともとレリックにするつもりで、ゴールドの下にチェリーサンバーストを吹いているので、予定通りですが、あんなに綺麗に仕上げたトップを割るなんて……正直かなり躊躇しましたが、綺麗なものを綺麗な状態から割るなんで、滅多に経験できないので思い切ってやりました!

プシュー!!

もちろん割れました。しかしギブソンのレリックのように横にヒビが入らない!斜めや縦に入る! さすがにヒビはコントロールができず、思っていたようにはできませんでした。

今更取り返しはつかないので、このまま突き進みます。レリックします。

まずは完全にトップが浮いてしまったところから。本来はここが禿げることはないと思いますが、このまま浮かせておくわけにはいかないので、剥ぎます!

剥ぎました。こんな感じでところどこ打痕をつけながら、スクレーパーを使い、トップを剥いでいきます。ゴールドの下はシルバーになり、その下にチェリーが見えてきます。

ここまでやりながら色々な事に気がつきました。

レリックをするためには、レリックしやすくトップを吹く必要がある!!!

まあ、当たり前ことですが、事前に気がつくべきでした。愚かです。

レリックをするためには、ラッカートップを短期間に薄く吹く、乾燥が進む前にトップをひび割れさせる、ということが重要みたいです。

ギブソンのレリックのレスポールをよく観察すると、高いものも安いものレリックはラッカートップの厚みが薄い! 安いものはオーバーラッカーしてありますが、高いものは薄くても剥離はしてません。

つまり、しっかり密着しつつ、薄く綺麗に…難度高え!

ゴールドの時点で密着が難しい上にいつも通りに厚めにトップをしっかり吹いてしまいました。これではうまくレリックできるわけない。

でも、後戻りできない。進みます!

いきなりいろいろすっ飛ばして完成です。

時間の都合でトップ面しかレリックできませんでした。裏やネックはこれから徐々に進めます。

トップのヒビには靴墨を入れてみました。場所によってはいい感じに染み込みました。

もっとしっかりレリックしたいですが、ギターとしてイイ音が出せるよう、弾きやすいように調整する事を優先したためレリックが半端のまま組み込みをしました。

ナット

配線

完成

ウラパネもつけました。

組み込み作業で気が付いた反省点

●ブリッジの取り付け位置が0.5mmくらいズレている

●ネジの下穴を開けるときにトップを割ってしまう

●コントロールキャビティの向きが実は上下逆だった

●フレットの打ち込みが甘いところがある

●配線のシールド線が短かすぎた

●ヘッドの形が変

そもそも木工の段階で気がつくべきところも多々ありましたが、塗装後の作業としては前作のテレキャスの時に出た反省点を克服しつつ、組み込み精度も上げられたと思います。

自宅に持ち帰って弾いてみました。

ギブソンのカスタムショップのLPよりも弾きやすかったりします…(自画自賛)

理由はナットの追い込み具合。自作はかなり攻めてナット弦高低めです。

ネックのシェイプはギブソンの方が良いはずですが、不思議とナットの影響のほうがデカく、ネックのシェイプはまるで気になりません。

写真でみるとゴールド格好いいな! 写真は200%増しです。

昨年作ったテレキャスとも記念撮影

最後に体重測定。

アホみたいに重い! テレキャスは4.8kg。2年連続でクソ重いギターを作ってしまいました。

レスポール製作(完)

レスポール製作12

あけましておめでとうございます。

もう1月の下旬ですが、新年のご挨拶。

そして引き続きYouTubeのUpをしています。

1月になってようやく再開ですが、2〜3月は忙しいのでまたUPが止まるかも。

今のうちに動画編集を進めておきます。

ルーターで木屑まみれになっています。

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さて、こちらのブログのほうで進めているレスポールですが、塗装が終わるところまで進んでいます。

今回は塗装について書きたいと思います。

前回シーラーを1回吹いて終わっていますが、翌週にウッドフィラーを2回塗り、さらに翌週から本格的に塗装をスタート。

シーラー1回+サンディングシーラー5回

サンディング

着色(トップはチェリーサンバースト、バックはチェリーのシースルー)

着色(トップ+バックともにチェリーの上からゴールドの塗りつぶし)+ヘッドをブラックに塗りつぶし

セルかき

ラッカートップ 5回

ラッカートップ 5回

ラッカートップ 5回

という感じで進めました。

ウッドフィラーを塗ったところ。正直気持ち悪い写真です。

サンディングシーラーを拭き終わったところ。

塗装1回目チェリーバーストを塗ったところ。

チェリーバーストの上からゴールドで塗りつぶし。ヘッドの表を除いてネックの裏まですべてゴールド!

本家は突き板が貼ってあり、黒く塗りますが、今回はマホのままで黒く塗りました。

セルがき中です。

ラッカートップを吹いたところ。垂れたところをトレカットで研磨して修正します。ちなみに下地はポリウレタンです。なのでこのレスポールはオールラッカーとは言いません。

まずレスポールはセットネックなので、塗る順番があります。

ネックを持って塗るので、ネックが一番最後。

最初はボディの底面からです。

コツはいろいろありすぎて書ききれません。

ただ、基本は薄く何往復もしてツヤっと塗料をのせる、そして欲張らない、深追いしない。

わかっているんだけど、どうしても欲張ってしまい、垂らしてしまいました。

このあとのサンディングでなんとかしたいと思っています。

塗装をするということ自体は随分慣れました。あとはガンの設定や塗料の作り方など、より細かいことが知りたいですね。そのあたりは今後どのくらいのペースで塗装をやっていけるか、要は経験値ということですね…。

マスキングひとつとっても、何回もマスキングするし、その貼り方で綺麗に直線が出せるかどうか決まるし、とにかく奥が深いのが塗装行程。木工よりも断然難しい。というか失敗したらサンディングシーラーを剥がすくらいまで後戻りする事になるし、そうなるとやる気を失います。なので本当に緊張します。

このあとの水研ぎ&バフ、そして組み込みとまだまだ失敗のできない作業が続きます。

そう考えると木工作業が失敗してもリカバリーできる確率が一番高いのか…。

つづく。

レスポール製作11

引き続きYouTubeのUpをしています。

ただ、10月〜12月に仕事が集中してしまい、こちらの撮影が全く出来ませんでした。

ということで、ボディ準備編でUPが止まっております。

再開は1月になります。

早く動画用のレスポールとレスポールJrも進めたい!

さらに並行してジャズベも作っています。こちらは写真すらまともに撮っていないので、完成してから公開しようと思っています。

さて、レスポールですが、フレットを打ちます。



22Fから13Fまでは、ボディーを作業台にクランプして、当て木で打ち込みます。

12Fから1Fまではマクラで打つフレットの下を支えて打ち込みます。

無事に打ち終わりました。次はナットを取り付けます。ナットはベルトサンダーで整形してアロンアルファ3滴で接着します。

フレットサイドは鉄工ヤスリで70度ぐらい傾けて削ります。

これが終わったらようやく木地調整に入ります。

この木地調整にかなり時間がかかりました。ネックのシェイプ、アーチの感じなどかなりの修正をしました。カンナとスクレーパーを総動員して3日かけてようやく終わりました。

やっぱり木工作業の段階でもっとしっかりシェイプを作っておかないとダメですね。反省です。

木地調整が終わったらスタッド打ち込んでアース線をしっかり食い込ませた後、マスキングをします。

マスキングは指板面、コントロールの穴トラスロッドのナットネジ、といった感じ

そしてシーラーを1発吹きます。

シーラーを吹いて、乾燥中です。

つづく

レスポール製作10

前回のブログでも書きましたが、地道にYoutubeにアップ中です。

製作動画以外にこんなものをUPしてみました。

わずかなチャンネル登録者数で悲しいところですが、自分の作業風景を動画にすることで、実はメリットがかなりあります。

なによりカメラという人の目があるので、適当な作業はしなくなりましたし、作業行程もなるべく編集しないで、編集でごまかさないでいけるように、頭で整理してから作業するようになりました。

今後の課題はナレーションを入れるかですね。

これは悩むところです!

さて、本題のブログです。

今回でネックを完成させます。

そうなると次から木地調整→塗装と、どんどん進みます!

まずは難関のネックシェイプ!

ボリュート形はどちらかというとカマボコ。

ネックに向かうRとネックの直線のいい感じの合体が難しい。ここはジグを当てながら、そしてイメージをしながら繰り小刀で形をつくり、南京カンナで直線と繋げます。

ヘッドのボリュートも同じように小刀を駆使して直線と繋げます。

目標のカマボコ丸太ネックよりも、スリムで握りやすいネックになってしまいました。

ネックの厚みは問題ないですが、カマボコを目指していたので、そういう意味では失敗ですね。

まあ、絶対弾きやすくなっているので、ヨシとします。

こちらのボリュートも完成。#80くらいのサンドペーパーも使いながらなんとかここまでできました。

自宅製作のレスポールでも、この完成度が出せるか自信ないなー。でも何ごとも経験。本数をこなさないと身につかない。修行です。

ネックが完成したら指板調整です。

フレットを打ち込むためにしっかりRを調整。

チョークを塗って、長い当て木に貼ったペーパーでしっかりセンターの直線の平面を確認。ここからRを均等につけていきます。

まあ、指板製作の時点でそれなりにしっかりやってあるので、セルの削りのこしを意識しながら綺麗に仕上げていきます。

#150から#600までペーパーの傷を消しながら作業します。

文字にすると簡単だけど、ペーパーの傷を消すって感覚が難しいんだよね〜〜。

完成!

ここで指板からのブリッジ弦高の確認。

設計では18ミリ。ここではフレット1ミリと弦高2ミリがないので、3ミリ引いた15ミリになれば設計通りということ。わかります??

これとても重要です!

14ミリ!!!

1ミリ足りませんでした。

指板調整で指板を削ってしまったことが主な原因かな。

あとはネックの仕込み角度の誤差もあるかも。

とは言え、TOM(チューンオーマチック)のブリッジなので、1ミリの誤差は問題なし。

ということでネック周りがこれで完成。

次回からいよいよ木地調整!

自宅製作が仕事で超遅れてます。

まずいな〜〜〜。

レスポール製作9

前回も書きましたが地道にYoutubeをアップしづつけています。

Youtubeの動画は自宅工房で作っているレスポールとレスポールjrの2本の作業行程を動画にしています。進み具合は遅いです。現在8本UPしました。ここでようやく指板が完成。遅い!!! 

これからボディーの加工を始めますが、そのための準備がいろいろ必要。

自宅には必要なテンプレートがないので、それを作るところからやっています。イラレ大活躍。MDFでテンプレート作るところも動画にしていく予定です。

カメラは気がつけば中華アクションカメラからOsmo Actionにグレードアップしました。価格は10倍(笑)! こういうところに先に、どんどんこだわってしまうのが私です。

よろしくお願いします!

ddm Handmade Guitar & Bassというチャンネル名で登録しています。

https://www.youtube.com/channel/UCgGTca7-TfwitVP9kC48kyw/featured?view_as=subscriber

さて、ここからこのブログの本題です。

前回指板の接着まで終わりました。

いよいよネックを完成させていきます。

やることはシンプル。

とにかく削る!

南京カンナ、繰り小刀を駆使して形を作ります。

これは経験がモノを言う。まだネック製作本数3本の私には難しい作業。

それでもいろいろな気づきがあり、勉強になります。

真ん中は削らないようにマスキングテープで印をつけて、握りを作っていきます。

ボディとの接着部分は、繰り小刀で形をつくります。

ボリュートのついたギターを持っていないので、ここはイメージを膨らませて自然な感じに見えるように削ります。

やっぱり小刀がしっかり使えないと話にならない…。

そして自分の南京カンナがダメダメなのでリペアをしてもらいました。

やり方を教わったので、自分でもリペアにチャレンジしてみたいです!

今回ではまだ完成せず。次回につづく!

レスポール製作8

地道にYoutubeをアップしづつけています。

Youtubeの動画は自宅工房で作っているレスポールとレスポールjrの2本の作業行程を動画にしています。進み具合は遅いです。仕事の合間をみつけて作業して、撮影して、編集してUPしているので、仕方ないです。

徐々に機材も更新していき、編集の感じも成長(たぶん)しています。ソフトはAdobeCloudを契約しているのPremiere ProやAfter Effectsを少々。After Effectsはもっと勉強したいですね。

あとMacのマシンパワーがもっと欲しい…。

観てくれるひとが少しでも増えれば嬉しいです。

あと、誰かの役に立つといいですね。

今はさらっと主観でテロップをつけていますが、いずれもっとHow toモノにしていきたいと思っています。

よろしくお願いします!

ddm Handmade Guitar & Bassというチャンネル名で登録しています。

https://www.youtube.com/channel/UCgGTca7-TfwitVP9kC48kyw/featured?view_as=subscriber

さてさて、ここからこのブログの本題です。

いよいよボディの加工も終わり、ネックと指板の接着です。

接着するとやすりをかけられない場所を#320までペーパーをかけます。接着面は平面を崩さないように当て木で慎重にペーパーをかけます。

ネックの中子はボンドがはみ出たときのためにマスキングをして、タイトボンドでいざ接着!

タイトボンドをたっぷりつけてしっかりクランプします。一応当て木もしてます。

結構あっさり接着されるんですよね。タイトボンドってかなり優秀。これで取り回しがとても面倒になりました。うっかりぶつけたり、倒したりしないように気をつけないと。

引き続き指板接着にむけて指板の裏をしっかり平面出しします。

ディッシュインレイを埋めた隙間は今のうちに鉄工アロンとローズの削り粉を使い埋めていきます。

書き忘れ&写真撮り忘れですが、ネックは逆反り平面出しをしてからボディを接着をしています。これ重要! 私のネックは素直に動くようですぐに平面出しが終わりました。

指板を接着する面をボディとネックと共にカンナで平面を出します。

セルを剥がさないように、逆目にならないように、結構難しい。こういう時はとにかく削れる、しっかり研がれたカンナが必須です。自分のカンナはいまいちでした。ちゃんと研いでおかないとダメです。

カンナで平面出たら、指板接着後にペーパーがうまく当たらないところまで#320まで木地調整してしまいます。

いよいよ指板を接着です。

1弦側のサイドはとにかくぴったりに接着。ナット側もセンターをしっかり合わせます。

これで本日は終わりです。文字にすると作業行程が少ないですが、結構時間かかりました。とにかく平面を出す! これにつきますね。

続く!

レスポール製作7

ボディーのアーチ加工が終わりました。

四方反りカンナと反りカンナを駆使して、とにかく削る。

文字で表現するのは難しいですが、ギブソンレスポールのアーチを想像しながら、指先でボディをなぞりながら削り足りないところを確認しながら、なんとか完成しました。

ギブソンのレスポールは意外と返しがなくて、PRSに比べるとニュルっとしていると言うか、ペタッとしていると言うか…。

そのレスポールのコピーなので全体的にはあまり極端な高低差のない、なだらかなアーチになりました。

裏のザグリも終わりましたので、あとはセル巻きです。

キャブボンを使い接着しました。

ちょっと接着が甘いところがありますが、あとでアロンアルファで修正する予定です。

後日スクレーパーを使いセルかきしました。

スクレーパー楽しいですよね。私は好きです。

またまた写真を撮り忘れましたが、ネックの加工も進めています。

つづく。

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最近YouTubeを始めました。

作業場でレスポールとレスポールJrを2本同時製作しているのですが、どうせなら作っている姿を撮影して、それをYouTubeにUPしようと思いました。

年間契約でAdobeソフトを使っているので、Adobe Premiere Pro CCなど使って編集も出来るのでいろいろと都合が良い。

ソフトの使い方を覚えながらUPをしています。

仕事の空き時間に作業しているので、半日くらいしか製作時間が取れず、動画もほぼノーカットなので、動画の内容的にはなかなか進まない感じです。

そして地味な絵柄…。面白いのか疑問ですが、誰かの監視の眼を気にしながら作業しているので、結構丁寧に、そして落ち着いて段取りを考えながら行動できます。自分で自分の作業姿を見ることなんて無かったので、いろいろな反省点も浮かび、一石二鳥? です。

このためにわざわざアクションカメラをGetしました。しかも2台。

OSMO ACTIONです。いつかMTBライドにも使えそう。小さくて使いやすいです。

NikonのD810もあるのですが、こちらは粉塵を浴びせるのが気の毒なので限定的に使っています。

ということで、興味がある方はぜひ観てください。ついでにチャンネル登録もしてください。よろしくお願いします!

https://www.youtube.com/channel/UCgGTca7-TfwitVP9kC48kyw

レスポール製作6

いよいよアーチを削るのですが、その前に指板接着面の平面を出します。

ボディ中子のところですね。まだ削ってないのでネックと斜めの段差が。

ベルトサンダーに4.5度のまくら木に載せて慎重に削ります。

狙った位置まで平面が出たら終了。

ほぼツラが揃いました。あとは仕上げで削るので、ここで終わり。

あとは反りカンナ、四方反りカンナを使いアーチの段差を削り、滑らかな山にして行きます。

とにかく削る。カンナの切れ味が悪くなったら刃を研いで、そしてまた削る。

メイプルは硬いので、けっこう刃がすぐにダメになります。

ただひたすら、我慢。

とりあえずここまでできました。参考にしている本物レスポールと記念撮影。

つづく。

レスポール製作5

またまた写真の撮り忘れ続出で、文章だけで進めます。完全に備忘録として。

ネックの中子部分の製作をします。

まずは中子底面の角度を調整をします。

設計図ではmm必要なのですが、1mmぐらい足りません。最初その状態でブリッチ弦高がしっかり出るように角度調整したのですが、結局失敗してしまいました。

このままだと弦高が低すぎるので、中子底面にネックを切り出した時に出たマホガニーの端材を接着。あらためてベルトサンダーで整えます。

設計図ではジョイントのエンドで高さ49.5mm、16Fで41mm。傾斜の角度は4.5度。この数値を罫書いたラインをギリギリまでねらってベルドサンダーで削ります。

ネックを作業台のはしにクランプでとめて、0Fから1mのスケールを当ててスケールラインを出して628mmの位置の高さをスコヤで測ります。

設計では、材45mm+16mm+ブリッチの高さと弦高で18mmで合計79mm。

ここから弦高と指板の厚さ9mmを引いて、さらにジョイントの部分の厚さ10mmを引いて計60mm。これがノギスと1mスケールがクロスするところで目指す数値。

なんどもベルトサンダーで角度を調整して60.5mmまで近づけました。あと0.5mmありますが、このあたりはいろいろなサンディング、最後の調整で吸収できるのでここではあまり追い込まずにスルーします。攻めすぎてサンダーで削りすぎて失敗するのを避けるためでもあります。

ここまできたらいよいよ中子ジョイントを作ります。

ボディーのジョイントの溝を正確に測り、センターラインからどのくらいずれたが検証します。

結果センターラインから左右それぞれに18.5mmと18mmと0.5mmずれていることがわかりました。

それを踏まえてネックのジョイント部分を正確に罫書いていよいよ削り出します。

ボディと接する斜めになる部分の深さと角度が重要で、特に角度がおかしいと仕上がりに大きく影響します。

手ノコとガイドを使い、4.5度斜めのラインを切り込みます。

縦のラインはバンドソーで切り落とし、ベルドサンダーの円柱部分を使い直線を出します。

今回のレスポールで痛感しましたが、ベルトサンダーをしっかり使いこなせないとかなりやばい。ボディ外周も含めて、かすかに当てて本当に少しづづ削って徐々に慣らすのテクが難しい。これをマスターするいい練習になりました。今思うとテレキャスって簡単だったな〜〜。

ここでようやく写真。なんども削り、最終的に手で削りなんとかハマりました。

だけど奥まで差し込むと、手鋸で切り込んだ斜めのラインとボディーのラインがぴったり合いません。ここはノミを使い左右の切り込みを少しづつ調整してぴったりになるまでひたすら続けます。

右の隙間がなくなるまで削ります。当然今あたっている左側を削るわけです。

写真で少し飛び出ているマホがあとから貼り足した部分。

右側は隙間がありますが、その隙間は均等。逆に左側は手前が当たって奥に隙間が。

何度もノミで薄く削り、ヤスリでならし、削り、ならしと繰り返しました。

何時間かかったかな?? 2時間はやっていたと思う。こういうところが素早くできる人はセンスがあるんだと思う。私にはありません。残念です。それでも続けてればいつかできます。隙間も無くなります。我慢です。焦らないことです。

ここまできたらあとは得意?な機械加工。ザグリです。PUの位置を罫書き、スイッチの位置を罫書き、ブリッジの位置を罫書き、あとはボール盤で穴を開けて、ルーターで掘るだけ。

ここいらへんは慣れました。

つづいてバインディングの溝を掘ります。

本来ギブソンのバインディングはトップのアーチを作ってから掘るのでカッタウェイ部分でメイプル材が少し見えるというのが標準ですが、今回は道具の都合、スケジュールの都合もあり先に溝を掘り、バインディングが足らない部分は貼り足してしまう予定です。

コロつきビットで厚さ1.5mm、深さ6ミリ掘ります。

ビットの切れ味が悪いので結構焦げます。隠れるところなので良いのですが。

一通り作業が終わったら、アーチを作る工程へうつります。

テンプレートを使いアーチの段々を罫書きます。

それぞれルータで掘る深さを書き込み、ミスをしないようにします。

とはルーターで1mmずつ削っていきます。

結局2時間くらいかかりましたが、ようやく段々が完成。

ここからいよいよカンナを使いアーチを作ります。

つづく。